つぼみの会の歩み

昨今、「つぼみの会」についてしばしば誤った名称が勝手に使われている(例:東京つぼみの会、つぼみの会(東京)等)ので、ここで改めて「つぼみの会」の歴史について皆様に知って頂きたいと思います。

会の始まりは1963年、子供にも糖尿病があることを小児科医にすらあまり知られなかった頃、当時東京大学小児科の丸山博博士(現松戸クリニック名誉院長)が、患者の血糖コントロール教育のためサマーキャンプを開始されたことによります。

そのときに「患者の身になって考え行動する」を基本理念とし、翌年の1964年に患者と家族の会として「つぼみの会」を発足しました。それから、毎年サマーキャンプを開催するとともに、キャンプ期間中に患者の親への教育を目的とし、丸山博先生の同級生で当時東京大学医学部第3内科の三木英司博士(現在志方記念会 三木クリニック院長)が「家族講習会」を始められ、現在もその活動が続いております。

会の名付け親は丸山博先生で、この時から特に会員の地域を限定したものではなく、全国から入会者があり、全国組織としての患者家族会で、現在もその看板を下ろしているわけではありません。

しかし、患者家族の交流という意味で、遠隔地の方々にとっては大変であったことから、1970年代になって各地に「○○つぼみの会」という名称をもつ患者家族会が設立され始めました。

1974年に「つぼみの会」他各地にできつつある小児糖尿病の会を母体とし、全国組織化された「日本小児糖尿病を守る会」が設立され、日本小児糖尿病を守る会会報誌の発行も始めました。

1979年に「日本小児糖尿病を守る会」は「日本小児糖尿病協会」と改称し、また、この中に「小児糖尿病対策委員会」を発足させるとともに、会報誌の名称を「つぼみの会」にちなんだ「つぼみ」としました。

この頃から、「○○つぼみの会」という名称を使う患者家族会が増えましたが、会の名称の由来は前期会報誌の「つぼみ」からとったという会も多く見うけられます。もとをただせば会報誌「つぼみ」の名称の由来も、当会の名称「つぼみの会」からとったものです。

1981年に日本小児糖尿病協会と日本糖尿病協会(1961年発足、1987年に社団法人化)が合併、改めて小児糖尿病対策委員会を設置、会報誌「つぼみ」は日本糖尿病協会として継続発行することになりました。

このような関係で、「つぼみの会」の事務局を長年にわたり日本糖尿病協会内に置かせて頂いておりましたが、他の患者家族会から「なぜ日糖協内に単独の会であるつぼみの会が事務局を置いているのだ」との批判もでてきたことから、1996年に事務局を移しました。

約40年前の「つぼみの会」設立当時にさかのぼり、概史を書きましたので分かって頂けると思いますが、「つぼみの会」は「つぼみの会」であって、決して「東京つぼみの会」あるいは「つぼみの会(東京)」ではありません。
また、各地の「○○つぼみの会」は当会とは別の会です。

各地域のつぼみの会連絡先をお知りになりたい方は、事務局までお問い合わせください。