5月26日 2024年春の家族講習会が開かれました

街路樹の新緑が目映い5月26日日曜日、あいおいニッセイ同和損保新宿ビル3階D会議室において、つぼみの会の2024年定期総会と春の家族講習会が開催されました。

全部で90人以上の参加者があり、会議室の席がすべて埋まるほどでした。とくに、入会したばかりのご家族がたくさん来られました。初めての家族講習会、いかがだったでしょう。

総会に続き春の家族講習会。最初に岡田果純さんの体験談発表、テーマは「何が楽しい??山登り~登山と糖尿病は似ている~」です。きれいな山の写真に目を奪われてしまいましたが、話の最後にはそうか、登山と同じように考えればいいのか、と納得してしまいました。

続いての講演は、つぼみの会顧問医、国立国際医療研究センター病院 糖尿病内分泌代謝科 の小谷紀子先生。演題は「新しいインスリンポンプと、糖尿病とともに暮らす毎日のこと」です。前半は、インスリンポンプの進化と、新しいインスリンポンプADVANCED HYBRID CLOSED SYSTEMのお話。後半は糖尿病の歴史から、糖尿病とともに暮らす毎日のこと、先日の日本糖尿病学会年次学術集会の報告・・・、とても幅広く濃い内容でした。

会の最後は恒例の分科会。顧問の先生方に各グループに入っていただき、熱のこもった話が続きました。

Aグループ:発症後間もない患児の相談(布川香織先生、兼松幸子先生)

Bグループ:血糖値管理や成長期の心身の変化に関する相談(田嶋華子先生、石場俊太郎先生、安田祐希先生)

Cグループ:ポンプ、SAP、リブレなどに関する相談(小谷紀子先生)

Dグループ:進学、就職、仕事など患者と親の何でも相談(佐藤詩子先生、八木さやか先生)

Eグループ:患者同士のフリートーク(立川恵美子先生、岡田果純さん)

先生方、本当にありがとうございました。

兼松幸子先生の閉会の挨拶で春の家族講習会が終了しました。お陰様で、得るところの多い、非常に充実した会になりました。講演者、先生方、協賛企業の皆さん、スタッフ、そして何よりも会場に来られた方々に心から感謝しております。

終了後A会議室で懇親会(茶話会)を開きました。コロナ後、久しぶりの試みです。小学生の会員たちが熱心に話し込んでいる姿がとても印象的でした。