つぼみの会 春の家族講習会のご案内

1型糖尿病の患者と家族の会、つぼみの会では、毎年2回、5月と11月に家族講習会(勉強会)を開いています。講演会、体験談、顧問の先生を囲み、何でも相談できる分科会など盛りだくさんの内容です。今年の春の家族講習会では、つぼみの会顧問医で、日本医科大学付属病院小児科の田嶋華子先生に講演をお願いしました。また、体験談は、つぼみの会会員でサマーキャンプOBの中原力さんに話をしていただきます。

今回の春の家族講習会は、4年ぶりの再開となるサマーキャンプが話題の中心になります。サマーキャンプって何をやるんだろう、とお考えのご家族にはぜひ参加していただきたいと思います。

また分科会(グループミーティング)が復活します。日頃の悩みや、なかなか主治医に聞けないことなど、なんでも相談することができます。つぼみの会の会員以外のご家族の参加も大歓迎です。皆さま方の参加をお待ちしています。

日時:2023年5月21日(日)13:00~17:00

会場:あいおいニッセイ同和損保新宿ビル 3階会議室(地図参照)

会費:無料(会員のみ、当日入会の方は無料)1,000円(非会員1家族当たり)

・家族講習会の前につぼみの会定期総会があります。総会に引き続き家族講習会を開きます。

・定期総会 13:00~13:30

活動報告、決算報告、予算案検討など

・春の家族講習会 13:35~17:00

13:35 開会の挨拶

13:40~14:20 体験談 中原力さん(会員・キャンプOB)

「1型糖尿病との歩み ―病は足枷か、踏み台か―」

14:30~15:20 講演 田嶋華子先生(顧問医・日本医科大学付属病院小児科)

「小児糖尿病サマーキャンプの役割と効果、そして課題」

15:30~16:50 分科会(グループミーティング)

Aグループ…幼児~小学校低学年の患者さんとご家族

Bグループ…小学校高学年~高校生の患者さんとご家族

Cグループ…大学生、社会人の患者さんとご家族

Dグループ…大人、成人になってから発症した患者さん

16:50 クロージング、 閉会の挨拶

春の家族講習会の講師と体験談発表者

講演会講師 田嶋華子先生

講演テーマ「小児糖尿病サマーキャンプの役割と効果、そして課題」

小児糖尿病サマーキャンプは、インスリン注射を必要とする糖尿病の子たちへの教育・療養・交流などを目的として、近年は日本各地で行われています。そのうち日本初の小児糖尿病サマーキャンプは1963年に丸山博先生らにより行われ、翌年に本患者会「つぼみの会」が設立されました。それまで自己注射できなかった子ができるようになったり、低血糖が心配であまり運動をしたがらなかった子が運動会で一日中体を動かせたり、自分と同じようにインスリン注射をする友人ができるなど、子どもたちは数日間で様々な宝物を得て帰宅します。2023年夏には4年ぶりに、鴨川で対面キャンプを計画中です。その最新情報も含めて小児糖尿病サマーキャンプにつき解説いたします。

体験談発表 中原力さん

お話のテーマ「1型糖尿病との歩み ―病は足枷か、踏み台か―」

これまでの人生を振り返ると、そのステップ毎に、自分の1型糖尿病への捉え方や心の持ちようが、少しずつ変化していることを実感します。かつての自分はどう感じたか、そのときはどんなことを試してどんな失敗をし、そしてどう対処していったか、そんなことを交えながら、1型糖尿病は人生を停滞させる足枷になるのか、それとも躍進するための踏み台となるのか、同じ病気を抱える患者さんやそのご家族に向けて、自分の経験に基づく考え方をお伝えしたいと思っております。